ベトナムの奇跡??コロナ対策の徹底から経済成長へと繋げた戦略とは

ベトナム Good News

日本でコロナウイルスのニュースが頻繁に取り上げられるようになってから、8か月ほどが経ちました。日に日に深刻化する感染者、今までに経験をしたことのないパンデミックに恐怖を感じていた方も多かったと思います。

しかし、今はどうでしょうか?非日常だったことが日常になり、感染者数の動向を注意深く確認している方は少なくなってきていると感じます。何事も慣れてきた時が肝心です。第3波が安全だなんて保障はどこにもありません。だからこそもう1度危機管理をしていきませんか?

そうやって国民の意識でコロナの封じ込めに成功したある国のお話を今日はしていきたいと思います。

ベトナムのサクセスストーリーから今後のヒントを探ろう

出典:https://www.worldometers.info/

今日(9月24日)現在までにベトナムは1069人のケースが確認されています。昨日の感染者はわずか1人と7月下旬見られるアウトブレイクをうまくコントロールしている印象がありますね。何より驚くべきことにこれはベトナム国内の統計ですからね。世界の国々から賞賛される理由がわかります。またこちらもご覧ください。

出典:https://www.worldometers.info/

コロナ関連の合計の死者数は35人となっており、グラフの通り9月3日以降の死者は出てません。どちらにしても共通していえることが第2波を発生させてないことです。それと共に、感染者の多くの割合を占めるのが30代であることも起因しているそうですね。

コロナウイルスの感染スピードは速いので最初のケースが発生してからの初動が一番大切になってきます。合計の感染者数の半数以上のケースがベトナムの観光地ダナンで起きており、今はすでに終息しています。国内有数の観光地で起きたエピセンターへの対応は、日本にも活かしていけること間違いなしです。対応を知ってこれからの私たちの生活にも役に立てていきましょう!

パンデミック初期のベトナムの動き

ところでなぜこんなにも、対ウイルス対策にて成果を上げているのか気になりませんか?感染者数を抑えているのは医療体制が整っているからでもないんです。だからこそ世界から賞賛されているんですね。なので、この方法ってどの国でも実現可能なんですよ。

それが”政府の初動の早さ””国民の意識の高さ”です。

ベトナム政府はまず、武漢で感染が確認されたと言われている1月には初手を打ちました。武漢からのフライトをキャンセルし、さらに3月の下旬には全ての国からのベトナムへの入国を禁止にしました。(帰国者の帰国は許されていたが、政府の準備した施設へ隔離)

また大規模や検査を行うと共に、ウイルスの追跡調査の徹底、ヘルスキャンペーンをただちに動員し、初めの段階から対ウイルスへの戦略を明確にしました。

ヘルスキャンペーンの取り組みは世界の各国と比べても独創的と評価されており、このような歌が流行ったそうです。Tiktok投稿にもこの歌が使われているらしく聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?感染予防ソングが流行る訳ですから、それだけベトナム国民は対ウイルスにおいて、協力姿勢を持っているという現れだと思います。

ちなみにみなさんはCocoaを利用されてますか?どの国でも追跡調査が行われているように有効性は確認されています。個人レベルでは小さなことを積み上げることしかできませんが、データが集まると強力に力を発揮します。まだダウンロードされていない方はこちらにもリンクを貼っておきますね。

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ダナンで発生したクラスターへの政府の対応

ベトナムでの最初のコロナの関連死は7月31日70歳の男性でダナンで発生したクラスターと関係しています。クラスターが病院で発生してからわずか6日後のことでした。

このクラスターの発生以降この地域での感染者数は上昇し、500を超えるケースが関連していると見られています。WHOのレポートによるとおよそ98%の感染者がダナンと関連があると見られており、居住者または旅行客となっています。言い換えるとその他市中での感染はおよそ2%しか発生していない計算となり、驚異的な政府の対応と国民の意識の高さが伺える結果となっています。

ダナンに関しても例にもれず、最初のケースが発見された後、ただちに市はロックダウンを強行し旅行での人の流れも止めました。またそれと同時に武漢でも用いられた“large-scale community testing”が使用され大規模でのテストの実施を行いました。賛否ありますが大規模でのテストは個人的に有効だと考えています。

large-scale community testingとは

5~6人が同時にテストを受けられるもので、グループ内で陽性の反応が出たら、次は個別のテストをするという方式です。これにより通常2万人分のテストの実施しか出来ないが10万人を超える市民のテストが可能になります。時間の節約になるだけじゃなく、コスト面でもメリットがあります。

ニュースによると1週間の間にダナン市に住む3分の1の家主がテストを受けられたと言います。(家主を優先的にテストをする方針だったため)テストのスピードもさることながら、市民の協力姿勢もすごくないですか?

なぜダナンが感染の中心地に?

専門家でも原因はわかっていないと言います。ただ多くの国でも同じ現象が起きていて、万全の対策をしているのにも関わらず、アウトブレイクが発生しています。(スペイン、オーストラリア、香港など)

ただアウトブレイクが起こる理由は考えられていて、数ヶ月の間感染者が無症状であったため発見できなかったと考える専門家や隔離のプロセスにおいて不備があったため誤って退院時期を早めてしまった可能性が考えられるみたいです。

いくら警戒していても継続することは難しいということでしょうか…。コロナウイルスの感染スピードがものすごく早いので一瞬でも気のゆるみを見せてしまうと足元をすくわれかねませんね。兎にも角にも迅速な対応とそして個人個人がしっかりと危機管理をすること。

最低限これらを守っていれば爆発的な感染の予防になることは明らかにデータからも明らかになっています。

危機管理をすること。これなら私たちの生活にもすぐに活かしていけそうですね。それにしても、どうしてこんなにもベトナム政府は行動が早いのか疑問になりませんか?それにはちゃんと理由があったんですね!

完璧な対応に踏み切れる理由とは?

その大きな理由が、ベトナムという国は過去20年間多くの感染病と闘ってきたからです。

コロナウイルスに対しても対策は万全で、3月中旬に外出時のマスク着用を義務化する他、4月1日~22日には国内でのロックダウンが行われました。多くの患者(コロナ疑いを含む)が病院や政府の確保した施設、または自宅にて隔離することが徹底され、その結果として感染者数の低水準が今でも続けられています。

時に強硬とも見えるぐらい、素早く更に厳しい感染対策を取っているベトナムですが、驚くことに国民の97%が政府の対応に満足しているとのデータがあり、多少の不便があったとしても国民の満足感は高いと言います。

経済の打撃より、人命優先の選択

コロナウイルスによる観光客の減少は今までかつて見たことがないほど、悪化していました。事実3月10日以降観光客はベトナムを訪れてなく、特に観光地では深刻が状況が今でも続いています。

にも関わらずベトナムの経済は東南アジア周辺国に比べて悲劇的ではないと言います。経済学者は今現在の時点で2020年ベトナムは経済成長が見込まれるとしており、1.8%の成長が予想されています。これは東南アジア諸国では唯一で、タイを例に挙げると8%の減少が予想されています。

原因ははっきりとしていて、厳しくロックダウンを行った後、すぐに経済活動を再開したからです。中途半端に対応するのではなく、一度おもいっきり規制してみる。。

経済が人命かどちらか大切な方を取らないといけない苦渋の選択でなく、両方手に入れてしまう。全力で感染を阻止し、その後終息が確認されたら衛星面の対策を講じた上で全力で経済の活動を再開させる。

多くの国でも出来るようで出来ていない…。過去20年間感染病と闘ってきたその経験があったからこそ、世界で賞賛されるほどのコロナウイルスの閉じ込めと世界でも数少ない経済活動の成長に成功したんです!

市中感染のリスクを減らす

これがベトナムの対策の中で最大の防御になったと個人的に思っています。感染病に対しては各国で対応が異なり、経済を優先する国、経済を優先せざるを得ない国、経済を無視して貧しくても国民の命を優先する国、豊かにも関わらず国民の命を優先する国に分かれます。

先ほどのベトナムのニュースに話を戻すと、ダナンでアウトブレイクが関連した感染者はおよそ98%との話をしました。ダナンはベトナム国内からもたくさんの観光客が訪れており、国内14のエリアの観光客が感染をしました。しかし、ここからが徹底されていたんですね。地元へ戻る人が治癒した状態でリリースをした。

一人でも感染者がいると爆発的に感染は広がっていきますから、徹底して行われていたことが証明されています。それと少し話を前に遡ると、ベトナムはフライトを止めることで人の行き来を止めてますよね。

ここまでどんな対策を講じてきたかのお話をしてきましたが、みなさんも気づかれたと思います。そうです。ベトナムは諸国に比べてお金を大量にコロナ対策につぎ込んでいないんです。対策と意識で医療レベルをも上回る。感染症にはとにかくこの2つが大切なんです。どこの国でも実現可能だったんですね。

今日のまとめ

このニュースを通して、現状を嘆くのではなく、今自分が置かれている立場で出来る最大のことはなんだろうと、ベトナムの置かれた状況と自分の置かれている状況に気持ちがだぶるところがありました。豊かさに対しての言い訳をせず、徹底した対策とそれに従っていく国民性。気持ち次第で良くも悪くもなるんでしょうね。

非日常が日常になる。って悪い意味でもいい意味でも使われる言葉ですよね。その中には災害や感染病など日常としてはいけないものもあります。慣れると恐れなくなりやがて危機管理が薄れていく。だからこそこの言葉が個人的に好きなんです。「正しく恐れる。」

みなさんはこの言葉をどう捉えていますか?個人的には今こそこの言葉の重みを感じるときだと思っています。理解した上で、恐怖を持ち続けなさい。みなさんは危機管理大丈夫でしょうか?私たちにも救える命があります。小さなことから明るい未来へ出来ることから始めていきましょう!

こちらは関連の記事になります。「ニュージーランドへの賞賛の嵐!コロナの封じ込めに成功した理由に迫る」という記事も作成しています。よろしければ併せて読んで頂けると嬉しいです。

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