アイスランドでのマクドナルドの挑戦 「なぜ撤退を余儀なくされたのか。」

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突然ですが、まず最初に質問があります。ハンバーガーチェーンというとどのお店をイメージしますか?

多くの方が黄色のMマークでお馴染みの「マクドナルド」をイメージされたのではないでしょうか。実はこれは日本人のみならずほとんどの国で同じことが言えます。

誰もが認める世界No.1ファストフードチェーン ”マクドナルド”

2020年に公式のサイトが発表したデータでは、100か国を超える国への出店による、のべ38000以上の店舗が世界中にあると言われています。

そんな好調マクドナルドにも進出を失敗した国があるのはご存じですか?そうです。アイスランドなんですね。1993年に1号店がオープンしてから2009年までのおよそ26年の冒険を経てマクドナルドは撤退を決断しました。

調べてみると、ある歴史的な出来事と関連してたんですね。それと同時にアイスランド特有の理由もありました。まずは、オープン当初のアイスランドの状況についてお話していきます。

新時代への幕開けの象徴

新時代

1993年、アイスランドでのマクドナルド第1号店がオープンした際、当時の首相であったデービット・オッドソンがこのようにマクドナルドのことを称しました。

「新時代への幕開けの象徴」

現在では、当たり前のようにKFCやバーガーキングでさえも見つけることが出来ますが、海外からやってくるファストフードチェーン店はこれが初めてだったためです。

そのため、オープン直後はお店の外にまで繋がる長蛇の列を見ることができ、”新時代の幕開け”と称したオッドソン元首相も訪れるなど時代の流行として爆発的ヒットしました。

店舗を3つへと増やし、軌道に乗ってきたかと思われた2009年、前述の通り、撤退を決めました。しかし現実は連日、お客さんで賑わっていたそうです。

では、なぜマクドナルドのアイスランドでの挑戦は終わりを迎えてしまったのか。疑問に思いますよね。

2021年の時点でも、スターバックスやセブンイレブンといった世界でメジャーな大手も未だ未上陸であり、これらの企業がアイスランドへの進出を決めない大きな理由が関係していました。

理由その1 地元のチェーンの存在

マクドナルドの進出失敗の原因の1つ目は、地元に根付いた強力なチェーン店の存在を崩すことが出来なかったためです。

マクドナルドがオープンした当初、爆発的な人気になった理由はアイスランド国民にとって、ハンバーガーが物珍しいわけではなく、マクドナルドというブランドの物珍しさに人々をお店へと向かわせました。

スターバックスがアイスランドに進出していない理由の1つは、地元チェーンが強力すぎるからと言われています。

今現在、オーストラリアにてスターバックスを見ることはできなくなってしまいました。完全撤退を決めたからです。決め手となったのが長年をかけて根付いたオーストラリアのカフェ文化にありました。

様々な要因こそ、推測されますが単純に「地元カフェの牙城を崩すことができなかった。」が大きな原因として挙げられています。

食べ物と文化は一括りにして、よく国の特徴として説明されることがありますが、根付いた文化を崩すということはマクドナルドを始めとする、多くのチェーン店において予想以上に大変なことなのかも知れません。

理由その2 リーマンショックによる影響

ショック

この理由が一番の原因だとされています。もしかすると2009年と聞いて、ピンと来た方もいらっしゃるのではないでしょうか。前年に世界で大混乱を巻き起こした経済危機の名を「リーマンショック」と言います。

住宅バブルを背景に、住宅の価値は日に日に高まっていきました。そのため住宅を差し押さえたら返済が完了しなくても、元手を取り返えてしまう。そのような考えからサブプライムローンと言われる低所得者向けの住宅ローンがメジャーとなりました。

メジャーになると共に、アメリカの大手投資銀行「リーマン・ブラザーズ」の証券も飛ぶように投資家から買われるようになり、当時信用できる証券の1つとされていました。

しかし、ご存じの通りバブルはいつまでも続くわけもなく、2006~2007年頃から需要が徐々にひと段落し始めるのです。

元々低所得者向けのローンですから、住宅の価値が下がると返済できる訳もなく、結果として2008年このローンを扱っていた”リーマン・ブラザーズ”が倒産してしまいした。

倒産による影響は大きく、先行きの見えない金融市場から投資家たちの間で不安が広がり、所有していた株を一斉に売却。結果として例を見ないほどの不景気へと突入していったのです。

金融危機による、輸入コストの増加

この影響はアイスランドでのマクドナルドにおいて大きく打撃となります。しかし、世界的に見るとリーマン・ショック中においてもマクドナルドは株価を大きく下げず、耐え抜いた強い銘柄と言われているのです。

では、なぜアイルランドではこの例に乗ることができなかったのか。

正解は、全領土の1%ほどしか耕作地がないからです。そのためオープン当初よりマクドナルドで使用される全ての野菜を海外からの輸入(主にドイツ)に頼っていたのです。

リーマンショックによって、輸入価格が高騰しアイスランドでのマクドナルド元CEOはその時の状況を「1キロの玉ねぎと良質なウイスキーの価格がほぼ同じ」であると説明しました。

説明からもイメージしやすいように、原価高騰は利益率を減少させ、辛うじて利益は上げられるものの、マクドナルドにとってアイスランドでの冒険は魅力的なものではなくなってしまいました。

まとめ

以上のことからマクドナルドはアイスランドから撤退をすることを決めたわけですが、大きく分けて2つの理由があったんですね。まずは”根付いた文化”そして”リーマン・ショック”

必然と偶然がたまたま出会ってしまったが故に起きてしまった出来事。そんな感じでしょうかね。

個人的に偏食の私にとって、マクドナルドはどこにいっても同じ味が食べられることが魅力で、そして安定の価格。いわば困ったときの駆け込み寺のように、海外を回っていた際に大変お世話になっていました。そのため興味を持って、調べてしまいました。

マクドナルドのハンバーガーって中毒性がありませんか?時々無性に食べたくなります。

なんて、記事を書いていたらあっという間に夜になってしまいました。ということで今日はマクドナルドへ行って来ようかな。久々にわんぱく食いしてきます。

今日はここまでです。今日も読んで頂きありがとうございました!

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