女性器切除(FGM)の理由と目的は?アフリカの文化に意味はあるのか。

Bad News

前回の記事にてコロナ禍におけるDVや早期結婚の急増がアジア諸国で深刻化してるとの記事を書かせていただきました。

今回はそれ関連して、女性器切除の習慣が再び深刻になっていることがオーストラリアのレポートにより明らかになりました。

このレポートはPlan International Australiaがまとめたもので内容は
コロナの影響により、10年以内に1300万件の早期結婚と200万人の女性器切除を予想しているものでした。

ページに飛ぶと日本語にも翻訳できるので気になった方は調べてみて下さい。

早期結婚の理由はなんとなくわかります。ただ、女性器切除という慣習は今まで聞いたことがありませんでした。

世界で何十年も問題になっているものです。恥ずかしながらそのことすらも知りませんでした。日本では聞き馴染みのない女性器切除という慣習。内容は過激になりそうなので、記事にしようか迷いました。

ただあまり知られていない情報を共有することこそ、私がブログをやっている理由なので記事にすることを決めました。

注意:)性的な表現や過激な表現があるので、気分を悪くされる方もいるかも知れません。読み進める際は自己判断でお願いいたします。

まずはFGMとは何かから確認していきましょう。

女性器切除(FGM)とは何か?

女性または少女に対して、医療以外の理由で性器を損傷させるために行われるもので、ほとんどの場合外性器の部分的または完全な除去を伴うものです。

FGMに対しては一理もなく、ただ激しい痛みとHIVのリスクなど、最悪の場合は死に至ることもあります。

国際的に女性に対する人権侵害であるとの認識をされており、依然としてアフリカの文化に根付き根絶が出来ていないのが現状です。

31か国2億人の超える女性が既に行っていると見積もられており、2030年までに更に680万人の女性がこのリスクに晒されているようです。

アフリカまたはいくつかのアジアの国で同様の習慣が見られており、15~49歳が対象で15歳の少女が最もリスクが高いとされています。ちなみに、これらの手術は医療従事者によって行われています。

「習慣を一日でも早く捨てること。」

解決の糸口はそれしかないようです。しかし一筋縄ではいかない。だからこそ深刻な状況がまだ続いているのです。

大きく4つのタイプに分けることができる

女性器切除(FGM)これからはFGMと略させてください。
FGMにも種類があり、大きく分けて4つのタイプに分けることが出来るそうです。

出典:www.endfgm.euより
Type Ⅰ (Clitoridectomy)

周りの皮膚やクリトリスの一部や全体を除去することで陰核切除と呼ばれています。

Type Ⅱ (Excision)

クリトリスを一部または全体切除した上で周りの大陰唇は有無に関わらず完全に切除することを指します。

Type Ⅲ (Infibulation or Pharaonic)

最も酷いタイプとして知られており、封鎖を意味します。
小陰唇および大陰唇を切断した上で、開口部を縫い合わせて性交ができない状態にすること指します。

Type Ⅳ

医療目的以外の目的での女性器に対する有害な処置、刺す、削る、焼灼するなどを指します。

更に細かく分類分けできるそうですが、今回は4つにしてしました。
では何故一理もないのにこのような慣習は未だ続けられているのでしょうか?

FGMの目的は何か?

繰り返しますが、FGMは健康にいい訳でもなく、むしろ短期的、長期的に体に悪影響を及ぼします。

短期的でいうと、激しい痛み、出血、尿のトラブルなどが挙げられます。
長期的でいうと、精神的な問題を引き起こしたり、最悪の場合は死に至る可能性すらあります。

では、なぜ未だに続いているのでしょうか?

この答えは深い深い社会の歴史が関係していました。地域によって多少異なりますがどんな理由があるのか見ていきましょう。

社会的な圧力

まず1つ目の要因が地域的、コミュニティ的な問題です。地方になるほど地域の繋がりは強く、コミュニティに拒否される恐れは長いこと習慣化している動機であると言います。

他国の人から理解されにくいような独特な習慣は日本でもありますよね。

大人の証

地域によっては、FGMは大人の女性になるための”儀式のようなもの”との捉え方があるみたいです。

結婚するためのステータスとも言われており必ず通るべきものとされているとか。

リビトーを減らす

リビトーとは”性的衝動”のことで多くのコミュニティにてFGMはリビトーを減らすと考えられており、開口部が閉じられているType3のことを指します。

これにより、婚外性交が不可になる他阻止することが期待されています。

世界が今、直面している問題

Ms.Allin(Plan International Australia)は

彼女は、ソマリア国内で施行されていた「コロナに対する厳しいロックダウンは家庭内暴力を助長している。」と言い、その中でFGMが法の対象外であることを指摘しました。

もちろん暴力は法で裁けます。ただFGMは対象とされていない。「私たちの獲得してきた権利を失いつつある。」

また彼女はロックダウンによって、拷問とも取れるFGMが再び拍車をかけていることに警鐘を鳴らしました。

ソマリアでFGMを受けた女性は90%を超えているそうです。(別の記事では98%にも上るとも報道されてました。)

またアフリカ系オーストラリア人の人権活動家の元には1日1件を超える相談の連絡が入るのだとか。通例1ヶ月に6件程度らしく、コロナの影響を受けていると見られています。

こうしたようにアフリカの国だけでなく、アフリカ系の移民の多いアメリカやオーストラリア、ニュージーランドでも同じ問題を抱えているそうです。(ただしこれらの国では違法とされています。)

また同氏は学校の封鎖等で、親と共にする時間が増える中、助けを求められる状況でないことも危惧しています。

ダメージを受けたことに気づいたときには手遅れになっていたケースも数多く、多くの人が近くにいてあげる環境を作ることが大切だと言います。

FGMに対する世界の今までの動き

1997年にWHOはUNICEFとUNFPAと共にFGMの慣習に対して宣誓文を出しました。

この組織はFGMを撲滅の促進させるために作られたもので、支援が必要な女性、苦しんでいる女性が”言える”社会を目指しています。

以降、様々な取り組みで撲滅を推進してきました。例えば、法的な枠組み作りを積極的に推奨することで、現在では26か国のアフリカの国を含む計33か国が違法となっています。

また2008年に設立されたUNICEFとUNFPA共同のプログラムでは、19か国の教育の参加にも力を注いでおり、社会の基準を変えるためにオープンな議論ができる世の中を目指しているそうです。

この30年で子供たち、女性へのリスクは著しく減少傾向にあると言います。しかし、UNICEFは公式のページにて、進歩は十分でなく国際的でもない。

今もなおFGMの慣習を行うことが普通の国も多くあり、30年前と状況は変わっていない。との発言をしており、撲滅が最終ゴールであることがわかりますね。

まとめ

今回は本当に難しい内容を取り上げてさせていただきました。情報源からの内容を飲み込んで私なりに解釈してまとめさせていただきました。解決方法がわかっているのに、解決しない問題って世の中にたくさんありますよね。

その中の1つがFGMの問題。コミュニティが動きをすぐにやめれば解決する問題である。ずっとそう言われているそうです。私はよそ者で素人なので、記事にしようか本当に悩みました。ただこの事実をどうしても伝えたかったんです。

1人でも多くの方と一緒に多くの問題考えていけたら幸せだと思っています。ひとりだと心もとないですが、団結したら大きなことが出来そうな感じがしませんか?

相手の粗探しをしても、何も変わりません。不満があることを承知でお互い飲み込んで、新しい世界に向けて。争いはやめて、いまこそ世界が1つになる時なんじゃないかと思います。

今日もありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました